2015年4月21日火曜日

FeatureFocus ピンボード



ヒポタイザーは、操作が最も簡単で速いメディアサーバーとして長年に渡りご好評を得ています。これは主にヒポタイザーV3から導入されたZooKeeperアプリケーションによるものです。

ZooKeeperにより、Windowsコンピューターで、一箇所からネットワーク上の各ヒポタイザーを操作する事が出来ます;大規模なマルチステムなショーも簡単に操作する事が出来ます。
これを基に、V4では新しいZooKeeperを使用して、今迄に無いカスタム化が可能能力を追加してヒポタイザーV4をコントロールする事が出来ます。この柔軟性の心臓部はピンボードです:全てのコントロールがあるZooKeeperの構造体です。

この新しいV4 ZooKeeperは、Windows 8 64bitシステムで稼動し、タッチスクリーンが使用できる様に設計されています。V4 ZooKeeperはヒポタイザーV4マシンのみに機能します。ヒポタイザーV4には予めロードされたディフォルトのピンボードがあり、これらは必要に応じて修正したり全く新しいレイアウトにする事が出来ます。

最優先事項は、起動と実行の速さです:これらをベースにZooKeeperはレイヤー、ミックス及びビューポートコントロールのディフォルトレイアウトがあります。



これには、メディア選択、ジオメトリー、エフェクトやカラーコントロールの全ての共通レイヤーコントロールが含まれています。各レイヤーには、設定の保存や瞬時呼び出しが出来るプリセットがあります。ヒポタイザーV3コントロールレイアウトに似たディフォルトレイヤーコントロールは既存のヒポタイザーユーザーでは簡単に使用出来るはずです。

V4 ZooKeeperの最も優れたものの1つとして、ユーザーが全く新しいコントロールレイアウトを作成できるカスタムピンボードです。25ピンボードバンクでは、必要に応じて多数の異なるボードにする事が出来ます。最大9個のピンボードがクイックアクセスの為にデザイン出来ます;共通ビュー間を瞬時に移動して、ZooKeeper内で各スクリーンから選択し、キーボードショートカットから再生出来ます。

一般的に言って、新しいレイアウトの構築はセレクターの追加からスタートします;これらにはそれら内部のコントロール状況を変更する小さなピンボードがあります。例えば、レイヤーセレクター内に置かれたレイヤーレベルコントロールは、セレクターでレイヤーハイライトをコントロールします。ZooKeeperには、ピンツリーの直下に全てアクセス可能な、レイヤー、ミックス、ビューポート及びホストセレクターがあります。

このツールバー内には、レイアウトの一部としてビジュアライザー出力を見る為に、ビュジュアライザーエレメントをピンボードに追加するアイコンがあります。セレクターは夫々お互いの中に入れる事が出来、ミックスセレクター内のレイヤーセレクターは選択されたミックスとレイヤーのコントロールを設定します。

ピンボードのロックが解除されていると、各コントロールをエディットする事が出来ます:ピンボードのロックを解除するには、ZooKeeperスクリーン左下角にあるパッドロックシンボルをクリックするだけです。

各コントロール上には、コントロールを移動、削除又はサイズ変更する4個のボタンがあります。左下は、設定にアクセスするボタンです。全てのコントロールが多くのオプションがあるわけではありませんが、DMXコンポーネントではDMXビューワーの様に異なるビューが可能です。レイヤーセレクターでは、Settingsメニュー内で複数ミックスを表示する事が出来ます。

複数ミックスを表示するオプションは、多くのミックスやレイヤーに渡ってメディアを瞬時に選択する為にタッチスクリーン用に作成されたレイアウトを最適化します。

ヒポタイザーV4ZooKeeperの柔軟性により、今まで以上に簡単に速くシステムをコントロールする事が出来ます。

Feature Focus Codec



全てのメディアサーバーの心臓部はコンテンツです;スムーズなビデオと必要に応じてオーディオファイルの再生です。メディアを瞬時に、スムーズにそして正確に再生出来る様に、ヒポタイザーV4では、4個のコーデックの内の1つを使用して全てのコンテンツを内部に保存します。

これらのフォーマット夫々には、独自の利点があります; 必要に応じて最も適した物を使用する事が出来ます。

どのコーデックが使用されても、システム内へのメディアのエンコーディングは簡単です;ヒポタイザーのメディアマネージャーがヒポタイザーシステム内へのコンテンツのエンコーディングを取扱いします。各ヒポタイザーV4では、ProRes, MPEG-4, H.264/AVC, H.265, MPEG-2及びイメージシーケンスを含む多くのポピュラーなメディアを読み込む為に必要なソフトウェアが予め装備して出荷されています。各V4Macフォーマットドライバーを開くソフトウェアも装備しています。エンコードプロセスの最初のステップは、エンコードするヒポタイザーコーデックを選択することです;メディアマネージャーのエンコーディング設定には、4つの選択肢があります。


使用するコーディックを選択する際、メディア解像度、必要なクォリティ、全体的なシステム負荷等幾つか考慮すべき重要な点があります。メディアを保存して瞬時に再生させる為には、圧縮する必要があり、コーデックによりこの圧縮の量とエフェクトが違います。圧縮方法は、再生に大きな影響を与えます: 我々の夫々のコーデックは通常の状況ではスムーズに再生しますが、例えば逆再生やジャンプ時に違いが出る場合があります。再生の為にシステム上に置かれらクリップの負荷も重要で、一度にヒポタイザーがスムーズに再生出来るかに影響します。コンテンツとアプリケーションにより、ある時点から気づく位の過負荷になり、ヒポタイザーシステムはビデオをよりスロー(毎秒のより低いフレーム数)なビデオのレンダリングになります。


MPEG-2:
ヒポタイザーV3のフォーマットで、MPEG-2はヒポタイザーV4の継承サポートであり、既存のV3メディアライブラリィをV4に入れる事が出来ます。MPEG-2は比較的低負荷の再生ですが、アルファトランスパレンシーや1920x1152以上の解像度をサポートしていません。MPEG-2は通常の再生では非常に優れていますが、逆再生や高速再生では使用すべきではありません。MPEG-2の質は通常優れています;ただし、特にゆっくりなカラーフェードでは気付く位のアーチファクトがあります。MPEG-2は、アルファチャンネルが無いHDより小さなクリップの古いメディアライブラリィの再生に最適です。

FlexRes Quality:
ヒポタイザーV3.3のベータとして最初にリリースされたFlexRes Qualityは、アルファトランスパランシーとより広いカラースペースをサポートしつつ、MPEG-2がサポートしていないHD以上をサポートの検証の為にグリーンヒポが社内で開発しました。FlexRes Qualityでは、ユーザーがエンコードの質とカラーサブサンプリングの選択が出来ます。クォリティを10に設定すると、視覚的な損失の無いエンコードで、クォリティを7にすると、質の点ではMPEG-2に似ています。色の再現性もコントロール可能で、4:2:0, 4:2:2及び4:4:4のモードがあります。FlexRes Qualityは、偶数の任意の解像度やアスペクトレシオをサポートしています。高速でのメディア再生時のスピード変更や逆再生にも優れています。

ヒポタイザーシステム上に置かれるFlexRes Qualityの負荷は、選択された質、カラースペース、アルファチャンネルの有無により異なるので量を示すのは難しいです。特に、より高い質とカラー設定が使用されると、ヒポタイザーシステム上の再生負荷が非常に大きくなります。FlexRes Qualityは少数の非常に高品質なクリップ再生や、他のFlexResコーデックがサポートしていない解像度をサポートする際に有効です。

FlexRes Performance:
ハードウェアアクセレーションを使用して、一番小さなヒポタイザーV4システムでも、複数レイヤーでの4kメディア再生を、CPUに余り負荷をかけずに行う事が出来ます。FlexRes Performanceでは、必要に応じてクォリティやアルファチャンネルサポートを選択する幾つかのオプションがあります。FlexRes Performanceは、FlexResコーデック内で最もシステム負荷が少なく、4で割れる任意のサイズ(高さと幅)の解像度コンテンツをサポートします。FlexRes Performanceは多少のエンコーディングアーチファクトが有りながら視覚的な質は優れています;追加カラー情報を使用するために、”Improved quality"を選択して、エンコードクォリティを上げる事が出来ます。アルファチャンネルサポートをオンにしたり、クォリティを上げるとFlexRes Performanceは再生時少し重くなりますが、FlexRes Qualityの同様なクリップよりは、まだ少ないです。

FlexRes Lossless:
名前が示すように、FlexRes Losslessでは、アルファチャンネルのサポートがある任意のピクセルサイズメディアのソースビデオがロス無く再現可能です。これは単独の非常に高品質なクリップ再生が重要な際に適しています。FlexRes Losslessは再生には非常に大きな負荷がかかります;大きなディスクスペースも使用します。FlexRes LosslessはヒポタイザーV4ソフトウェアの4.0.2 Beta2から採用されました。

ヒポタイザーV4のオーディオ:
ヒポタイザーの優先機能はビデオ再生ですが、オーディオ再生も重要であり、V4で再設計・進化しました。ヒポタイザーV4は、ステレオ又は5.1サラウンドサウンドどちらかの16ビットWavオーディオファイルをサポートしています。ステレオ出力はV4ハードウェア上のオンボードオーディオ出力を使用し、5.1ではMotu 828Xの様な外部オーディオカードが必要です。

概要
これらのオプションの選択に際して、特定の使用方法に対して夫々全てのコーデックを比較する事がベストです。垂直軸に一度に再生されるより多くのレイヤー数でそのパフォーマンスを表し、データとしてでは無く、コンテンツにより圧縮される質と量で比較すると:







Feature Focus コンパチビリティモード



GreenHippoHippotizer V4は新しいハードウェア上で作動します。ハードウェアは見た目が良いだけで無く、パフォーマンスも大いに向上しています。

V4マシンはV4と共にHippotizer 3.2.5互換モードもインストールした状態で出荷されています。
ユニットの電源を投入すると、HippoLauncherがロードされ、V4又は互換モードでスタートするかの選択肢があります。



互換モードでは、UberPan, Cross-Fade on layerPresetsRegionMapper等のV3ユーザーが慣れ親しんだ機能を、より速いV4ハードウェア上で使用する事が出来ます。

V4ファミリーは、Amba, Karst, BorealTaigaで構成され、全て最新の64Bit, Windows 8.1 Embeddedオペレーティングシステムで機能し、今までより多いRAMを搭載したより速いプロセッサーで互換モードを使用する事が出来ます。更にWindows 8.1 Embeddedにより、より多くの最新のサードパーティのハードウェア機器も使用する事が出来ます。

Hippotizer V4では、FlexRes Performance, FlexRes HQ, FlexRes Quality 及び MPEG-2でメディアをエンコードする事が出来ますが、互換モードではMPEG-2のみとなります。Karst, Boread及びTaigaには複数出力があります。互換モードではデュアルモードで2出力をサポートしています。しかしAMDEyefinity Multi-Displayを使用して、グループ化したディスプレイで2出力以上を使用するアドバンテージがあります。この方法の詳細は、www.Green-hippo.com/supportのサポートWebサイトのKnowledgeペースセクションを参照して下さい。

互換モードでは、V4STRATAリムーバブルドライブシステムのアドバンテージを利用する事が出来ます。メディアと設定は、マシン間をSSDドライブを移動させるだけで、今までのV3ハードウェアより速くHippotizer間を伝送する事ができ、メディアのインポートはSATA3(6Gb/s)接続で400MB/sです。

V3ハードウェアで実行していた今までのV3プロジェクトは、新しいハードウェア上にエクスポート・インポートが出来、V4ハードウェアを使用する多くの利点を得る事が出来ます。V4マシン上で互換モードを使用する間にプロジェクト間のV4ソフトウェアに慣れ、準備出来次第V4での作業に移行出来ます。