2015年5月27日水曜日

FeatureFocus GENLOCK


Genlockは、ブロードキャストアプリケーションで広く使用されているシステムで、Hippotizer V4のオプションです。ヒポタイザーでの役割とどの様に使用すべきかを説明します。

Genlock(又はジェネレーターロッキング)は、カメラやメディアサーバー等のビデオ作成のビデオフレームの同期のテクニックです。ビデオシステムは、連続した固定イメージを毎秒一定数を伝送するシステムなので、これらイメージ間のタイミングが非常に重要になります。例としてはヨーロッパのビデオ規格では毎秒50フレーム(50Hz)で、1フレームは20マイクロセカンドになります。ヒポタイザーが50Hzビデオを作る場合、オンボードクロックは各フレーム間で20マイクロセカンドをカウントします。ビデオを造る夫々の機器にはクロックがあり、信号チェインのディストリビューションアンプ(DA)、カメラ、ディスプレイ等の殆ど全ての機器にもクロックがあります。この場合、各機器は正しいフレームレートを作成しますが、ビデオフレームは機器毎に違うタイムになります。

通常のプロジェクションアプリケーションでは、“フリーホイール”システムは非常にうまく機能します:ヒポタイザーからの50Hz信号は、スクリーン上にビデオを投影するプロジェクターにケーブルを伝わって行きます。同じフレームが他のプロジェクターに1・2マイクロセカンド違っても問題ありません。2台以上のプロジェクターが同じイメージをブレンドしても、信号間の差が1フレーム内ならば、オーバーラップとブレンディング内で吸収されてしまい、Genlockは不要です。これに必要なのは、全ての出力が同時に同じビデオフレームを表示する言い変えればコンテンツがフレーム同期で再生することです。(これはヒポタイザーのシンクコンポーネントで達成できます。)

複数のビデオストリームが、全く同じ時にフレームが到達する必要があるアプリケーションでは、Genlockが重要になります。2つの異なるプロセッサーでドライブされる1つのLEDビデオウォールが良い例です。フレームアライメントの小さな差が早い動きのコンテンツでは“テアリング”として現れます。Genlockを使用するもう1つのよくある使用例としては、4Kディスプレイで、4つのHDフィードを使用してフル4Kイメージを造るマルチ入力機器があります。これらの場合では、HippotizerGenlockが重要です。


Genlockには、内部または外部ソース(ハウスシンク)の2つのオプションがあります:内部Genlockはシステムの全ての出力が同時に発生させます。出力の1つを同期ソースとして使用して行います。外部Genlockは、ブラックバースト又はトリレベルシンクどちらかのSyncGeneratorでヒポタイザーに同期信号を送ります。外部シンクはテレビスタジオで通常使用され、カメラからディスプレイへの各機器が一緒にロックされます。


GenlockAMD Catalystコントロールセンターでコンフィグされます。正しく機能するためには、全てのディスプレイが同一のEDIDを持つことです:これはGreen Hippo Mimic EDID managers又はAMD’s EDID Emulationで設定できます。